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「本に載らなきゃダメなんです」

吉祥寺南口の古いジーンズショップ「O」が閉店するので、
閉店セールをやっている。
高校生の頃からたまに買う店だったので、少しサビシい。
ユニクロとかジーンズメイトなんかの台頭で、衣料店も個人店は大変なのだろう。
この並びの楽器店も10年前くらい?に無くなったし。
駅前にあるのがチェーン店ばかりというのは本当につまらない。

それはおいといて。

その「O」にふらりと入ってジャンパーを見てたら店員のオヤジさんが 近づいて来て
「あ、それよく売れています。」
という。

よく売れてるものが欲しいわけじゃない。
知らない若者とお揃いなんてむしろ恥ずかしい。

でも日本ではブティックでは
「そちらの、よく出てます」とか「実はワタシも持っています」というのが
売り文句、殺し文句だという。日本ぽいかもしれない。

ヨーロッパでは、
「お客様にお似合いです」
というのが売り文句だと聞く。
売れてる売れてないより、似合うか似合わないかのほうが重要だと思う。
他の人には似合わないかもしれないが、あなたには似合う。
ちゃんとお客さんを見ている。
「よく売れています」
はそういうことはどうでもいい感じがする。
個性より流行が重要視されているというか。

オヤジのいうのを無視して、さらに服を見ていると、今度は
「そちらの商品は、先日雑誌に載りました」
という。さっきの考え方と同じだ。なんかカチンときて思わず、
「雑誌に載ったかどうかは、別にいいんですが」
と言うと、
「本に載らなきゃダメなんです」
とオヤジが言い返した。
思わず 、
「ははは、そうなんですか」
と言って棚を離れた。買う気が失せた。
オヤジさんに腹が立ったわけではないが、
この歳になって他人の買うのや、話題に上ってるのを追っかけて買うみたいなのは恥ずかしい。

そういう売り方では、もうダメだと思う。
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by mqusumi | 2010-11-21 14:37 | こんなことがあった
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