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偶然、広島つけ麺。

食べ物の取材に行くので、朝ご飯を食べずに家を出て、
10時半頃、取材に行った。

山手線の五反田から池上線に乗るはずなのに、
ボーッとしていて、ひとつ前の目黒で東急目黒線に乗ってしまった。
電車が動くまで気がつかないで、動き出して、
降りる駅は一駅目だったか2駅目だったか見たら、その駅が無い。
あ、間違えた、と思いどうしようか少し考えた末、
一つ目の「不動前」で降りた。
つまりそこから歩いて池上線の駅まで行こうというわけだ。
運動にもなるし、街歩きにもなる。
一人だから、オッチョコチョイも迷惑をかけないし。

と、駅を出て歩き出した途端に、「広島激辛つけ麺」と
書かれた看板を発見。腹が急激に減った。

ボクは4年ほど前、雑誌の取材で広島に、広島つけ麺を
食べに行って以来、禁断症状がうっすら、ずーっと続いていたのだ。
広島ではかなり昔からあるが、90年代後半に劇的に増えたらしい。
その時は2日で3軒回ったが、全部おいしかった。
東京では、少し前、中野に一軒あったらしいがが、探しに行ったら潰れてた。
四ツ谷に一軒できたらしいが、いつも行列ができているそうで、わざわざ行くのを躊躇う。

そして、急に思い出した。そういえば、4年前に広島で、
「東京では不動前に一軒あるだけですね」
とどこかの店の店主が言ってたことを。
間違いない。ここだ。その名も「とうがらし」。

しかし、これから、他に食べなければならないものがあるのだ。
そのために腹を減らしてきたのだ。
だけど。
来るだろうか、またここに。
わざわざ。
ちょっと遠いぜ。目黒から目黒線、どーよ。
広島で「不動前」って聞いたとき「え〜・・・」って思ったじゃん。
食っちゃおうぜ。
これもなんかの縁だよ。
ほ〜ら、みんなうまそうに食ってるじゃん。
悪魔のささやき。
激しく迷う俺。
胃袋が「どっちでもいいから、早くなんか送ってよこせ」とせっつく。
どうする俺。
あー、入っちゃった。
店はわりと混んでいて、一人しかいない店長はフル回転でがんばってる。
入り口の戸が開け放ってあって、外気が入ってきて気持ちいい。
というか、この「開け放ち」に、俺の理性が、負けた。
足が店の中にズンズン歩いていってしまった。
大丈夫、今モノスゴク腹減ってるから、これ食べても、次も食べれる。
来ました。
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これだこれだ。
広島つけ麺の特徴は、すごく辛くて少し酸っぱくて、
ゴマがタップリ入った冷たい汁に、
黄色い腰のあるちぢれ麺をつけて食べること。
そして麺には茹でキャベツとチャーシューと白髪ネギがのってること。
汁が赤黒いので、どんなに辛いものかと、おっかなびっくりだったが、
食べたら病みつきになるおいしさだった。
うん、うまい。
たしかにあの味だ。
うまい。
今日は久しぶりだったので、中辛、にしたが、後悔。
大辛でも激辛でも良かった。とにかくこの汁が独特。
つけ麺とも冷やし中華とも、ぜんぜん違う。
韓国の唐辛子は甘く香りがよく、中国の唐辛子は強烈に辛い。
この二種類の唐辛子の配合が肝だと言っていたっけ。
もっと辛いほうが広島っぽくおいしいだろう。
ゆで卵が丸ごと一コのっていたが、さすがにこれには手を付けず、
あっという間に食べ終わった。
普段、俺はつけ麺は食べない。でもいわゆるつけ麺より、量がずっと少ない。
それが今日はウレシイ。
でもやっぱり広島で食べたほうがおいしかったな。
麺も、汁も。
でもおいしかった。あの味を思い出して、舌も歯も胃もシヤワセでした。

で、肝心な取材の食い物だが。
半分ぐらい残した。
情けねー。
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by mqusumi | 2007-06-15 17:17
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