某絵の具メーカーの取材で大塚に行き、
打ち合わせがてら、昼ご飯をとんかつ。 珍しく小ぶりの昔っぽい茶碗でご飯を出してくれる(お替り自由)。 ひれかつ定食が売りのようだったので食べた。 すごく素朴で、コロモがあまり厚くなくて、肉もすこぶるジューシーでは ない、ご馳走感の控えめなトンカツだったが、それが茶碗のご飯と 合ってて、ソースをドバドバかけて、ざくざく少しワイルドに切られた キャベツとともに食べるとすごくうまかった。 茶碗飯が新鮮! トンカツはたまに食べたくなる。3カ月に一度くらいかな。 今夜はがんばって仕事するぞ!という時食べる。 今度は腹をペコペコにしてすこぶるご馳走度の高いトンカツを 雪ケ谷辺りで食べたいと思う。秋も深まったころに。 大塚にはなぜかトンカツ屋が多かった。 絵の具の会社では、話が興味深くて、楽しくて 2時間があっという間だった。 「大塚って、好きな街なんですよ」 というと、 「じゃあ、お酒が好きなんですね」 とすかさず返された。 そしてボクの大好きな居酒屋をいの一番にあげてきました。ぎゃふん。 涼しくなったら、あの店の燗酒を飲みに来よう。 お酒のお燗の塩梅が素晴らしい。 雰囲気も。肴も。 しみじみ、日本酒って旨いなあ、と思わせてくれる。 まず、ビールの小瓶で喉を潤して。 なんだかわかんないけど、お疲れさま、と。 小さな一人用湯豆腐頼んでおくのね。 それでビールが無くなるころ、「お酒を一本」 銘柄?おまかせします。 湯豆腐がでてくる頃にお燗もついてくるという算段さ。 うん、うまい。 ぬる燗一歩手前の、この絶妙な酒の温度が、 お酒の旨さを、口の中ですっと開かせるんだ。 鼻を抜けるほのかな香り。 ああ、いいねぇ。 なんだかんだ言って、やっぱりお酒が一番おいしい。 焼酎はそっちぃどいてろ!てなもんで。 一合の白い徳利に、シンプルな白いお猪口。 潔い感じがする。 氷なんて入れてカラカラ溶かして飲む酒なんて、下品。 湯豆腐がまた、合うんだ。どこまでも。 あ〜、シアワセ。 シアワセって、つかの間に通り過ぎる時間なのね。 もう酔ってきたか、俺。 あと煮魚とお新香で、もう一合。 ここのぬか漬けがまた美味しいのですよ。 お酒が進んじゃう。困っちゃう。 心の中でまーちゃんウレシイ悲鳴! キチガイか。 ちょっと贅沢して、うにをいただいてもう一本。 え、終わっちゃった?残念。 じゃあ塩辛。 塩辛は酒の友達みてぇなもんだから。 志ん生の聞き過ぎかい。 …あー、もういい気持ち。 こういう店で長居は野暮天。 お金払って店を出ると、 少しほてった顔に、夜風が気持ち良い。 ああ、空気に冬の匂いがする。 ああ、バカじゃねーの、自分で書いてて、呑みたくなってきた!
by mqusumi
| 2007-09-06 19:24
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