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台風

急だな、今回の接近は。

小学校の時、大きな台風が来るというので、
一度だけ父親が雨戸を釘で打ち付けたことがある。
ラジオと懐中電灯を枕元に用意して、家族4人出並んで寝た。
少しコワイけど楽しかったな。
明日学校が休みになるかも、という淡い期待もあった。
雨戸がどうどうと鳴って、天井裏に雨漏りがボタボタとした。
布団の中でいつの間にか眠っちゃったけど、布団の中で楽しかったな。
朝起きたら、晴天で少しガッカリした。

台風対策で、家中の雨戸を板でバッテンに釘打ちし、自分が中に入れなくなる、
というマンガをその頃読んだ覚えがある。

5年生頃、「雨台風」と呼ばれた台風があって、風はそれほど強くないけど
すごい降水量があった。近所のドブ川があふれた。
お寺の池があふれて、そのドブ川に流れ込み、
台風の翌日、たしか日曜日で、ドブ川に大きなドイツ鯉が泳いでいた。

中学の時は、台風があると部活が休みになるんじゃないかと期待した。
窓はサッシじゃなかったから、台風が近づくと、昼間でも雨戸を閉めた。
それで蛍光灯をつけて、ニール・ヤングの「ハーヴェスト」を聴いた。
なんとなく、ワクワクしたものだ。

高校の時は、台風だという理由で、好きな女の子に電話したことがある。
今なら携帯電話があるから、相手に直接話せるけど、家電の据え電は、
相手の状況がわからないのでドキドキする。誰が出るかわからないし。
電話の向こうで小さくテレビの音がするのが、落ちつかなかった。

はっぴいえんどの「風街ろまん」の「台風」という曲のユーモアと
ブルースっぽい鈴木茂のギターに夢中になってたのもその頃だ。
「台風」の「台」の字に風へんが付いてた。
歌詞カードが松本隆の手書き文字なのはニール・ヤングの真似だな、
と思ったりしてた。遠藤賢司の「嘆きのウクレレ」もそうだった。
でも「プンプンプン」におけるエンケンの、形容しがたいメチャメチャな
エレキのリードギター、カッコよかったな。

自分の生ギターのピックガードを剥がして、なんか自分で描いたイラストの
紙を貼り付けたりしてた。
ジェームス・テイラーがボール紙でサウンドホールをふさいでて、
かっこよくて真似したが、あれはマイクのハウリング防止で、
家で引くには何の意味もないことを知ったときは、ひとり恥ずかしかったな。
前々台風と関係ないじゃん。

大学の時、大きな台風があって、商店の看板や屋根瓦が飛んで、
東京でもたくさん死傷者が出てニュースになった。
友達がそれをテレビで観てて、
「ウチはなんでもなかったなあ」
と言ってて、その翌日洗濯物を干そうと思ったら、ベランダの波板トタンの
屋根が全部無かった、という笑い話も思い出される。

こういうことを、だらだらと思い出してこうして書いているのが、
台風が接近している土曜日、という感じもしないでもない。
ボランティアのイラストの仕事を、
ザ・バンドの「ミュージック・フロム・ビッグピンク」を聴きながら
やろうとしている。
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by mqusumi | 2007-10-27 12:16
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