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闇太郎で鯖の塩焼き

昨日はさすがに疲れが出て、横浜美術短大から帰ってグッタリして、
QBBのマンガを4P作ってFAXしたら、バンドのカタラオ君から
メール。先週のライヴの録音CDを聴いたらすごくイイという。
矢も楯もたまらず、「それ、くれ」とメールして、深夜に
居酒屋闇太郎で落ち合って、渡してもらう。

その闇太郎で、鯖の塩焼きを食べた。
ここの鯖の塩焼き、絶品す。
おいしい鯖って、ホントにおいしいのね。日本人なのね。
何というか、微妙に「かみしめる」ような歯ごたえがあって、
噛むとしみ出てくるような味がある。
場所によって微妙に味が違うのも、憎い。
さんまとかもおいしいけど、鯖には「まさに焼き魚!」と言いたくなる、
香ばしく、だしが効いたような(?)魚らしさがあって、
酒のアテにたまらない。
またここでも大根おろしがイイ働きをしている。

思わず白いご飯が欲しくなる。
ちょっともらったら、ついでにおいしいぬか漬けもいただきたい。
(闇太郎のぬか漬け、これまたおいしくて最近絶対頼む)
でもそうなったら、味噌汁も欲しい。ネギとワカメでイイ、
シジミなんて言わないから、一杯作ってもらえないだろうか。

と、始まっちゃいそうだが、闇太郎には白いご飯はない。
よかった。酒と鯖で心を完結させる。
でも、鯖の塩焼きなんて肴が安くて(450円!)おいしいと、
酒が一気に豊かになる。

逆に、鯖とか鯵の焼いたのがマズイと、悲惨。
一気にビンボーな食卓、貧しい酒宴になる。
極東の島国の貧しい漁民の、粗末な食事になる。
とても西洋人に見せられない。
「こんなもんしか、ごぜえませんだ」
「・・・・」(顔をしかめて箸に手を付けない西洋人)
魚臭さは、貧乏臭さとどこか通底してる。
青魚ってそういう「境界」にある踏み絵のような食材だ。

闇太郎の鯖の塩焼きは、海の幸と日本人の知恵の結晶だ。
上品で、豊かで、新鮮で、奥行きがある。魚の生命が凝縮されてる。
そういうわけで、昨夜はシヤーワセにほどよく酔って帰って、
寝ながらライヴ音源を聴いたら、一曲目始まってすぐに昏睡状態。

何しに行ったんだ。
by mqusumi | 2007-11-27 12:02 | こんなものを食べた
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