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やみくも

翻訳家の友達、鴻巣友季子さんから著書が届いた。
タイトルがイイ。「やみくも」。
装幀がイイ。シンプルで、シックで、カワイイ。
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で、中身が面白い。
身辺エッセイなのだが、視点が背の高さで、なのに遠くまで見える。

なにより、書く内容を読者に楽しませるように、いろんなおかずを用意して、
デザートまでつけるような、話のもって行き方が、嬉しい。
特に笑わそうとかウケようとしてない。
でも自分が笑ってしまった話しや出来事を、大きくせず、飾らず、
でも気の効いた「へー」という話題を添えて、小さなオチをつけてまとめている。
こういう人の文章は信用できる。
また、東京の人だな、という感じもする。
鴻巣さんが、翻訳家として、日本の女性作家に絶大な信頼をおかれているのも
うなずける。

実はこの中にボクのことが書かれた短い一章がある。
「表札」という話で、ボクが4年も待たせて鴻巣家新居の表札を作った話だが、
もし、興味のある人は、この章だけでも立ち読みして欲しい。
ボクが上に書いたことがわかっていただけると思う。
自分のこと書かれているのに、笑っちゃった。
思わずニヤッとした人は、絶対レジに持っていかざるをえないと思う。
でも絶対損しないよ。

こういう本は、困る。
各章が短く、面白いので、ついつい読んでしまう。
仕事の邪魔をする。
しかも読み終りたくないのに、あっという間に全部読んで、もっと読みたくなる。
困る。
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by mqusumi | 2007-12-01 12:13 | 感想
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