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急に小淵沢に一泊

私用で、急遽小淵沢に行き、八ヶ岳の山荘に一泊。
仕事持ってスーパーあずさで。

泊まった宿は、急で団体客がいたので、山荘の離れの、女将の自宅の一室だった。

玄関を開けると、古い人の家の匂い。

案内された部屋は8畳ぐらいの和室。
荷物を置いて、ふすまを開けたら隣りの部屋で、ベッドがあって、
仏壇と老女の写真。微かに線香の匂いと、老人の匂い。
そう言えば玄関には何本も杖があった。

思うに介護されていた老女の母親が最近無くなったと思われる。
部屋にも大きな仏壇。
古い木目のはっきりした天井。
不気味な日本画の掛け軸。
なぜか高尾山の絵。
大きな八角形の時計。
窓の内側は障子。
トイレは引き戸を開けて玄関の前を通り過ぎた右側。
廊下ギシギシ。
洗面所は突き当たり。薄暗い。鏡がなんとなくやな感じ。

窓の外は森。雨がしとしと降っている。真っ暗。
時々雷。
母屋は近いが、隣りの山荘はかなり遠い。

要するにかなり恐い仕掛けが揃ってるかも。

夜中にふすまが少し開いてたとか。

仏壇がバッと開くとか。

窓から人が見てるとか。

隣りの部屋で物音がするとか。

どこからともなく真っ黒いヘビが忍び来んでくるとか。

・・・・

でもせっかくこんなところに来たんだし、ゆったり休まなきゃバカみたいだ。
早々布団を敷いてごろごろして、持ってきたウクレレを弾いたりして、
あまりあれこれ考えず、リラックスして過ごす。

夜、山荘の人が車で温泉に連れて行ってくれた。
広々して露天風呂もあり、すごく気持ちよい。

帰ってきて、早々と電気を消して寝たら、夜中に
布団の横に置いてあるウクレレが、♪ポーン
となって目が覚める。
見ると真っ黒い大きな虫が。
「うわ、ゴキブリ!?」
と思ってぞっとして何かで叩こうと起き上がったら
それがピョーンと飛んだ。

驚いて暗い中でよく見たら大きなエンマコオロギだった。

それもやだなあ。と思ったが、足ものとの方に飛んでいなくなった。
ので、やだなあと思いながら寝た。

夜中にかさかさ音がしたら、布団の顔の横にそれがいて
あわてて払う。鳥肌立つ。

布団をかぶって寝て、次に起きたら朝だった。

母屋の方で知らない泊まり客たちと朝ご飯。

地鶏の卵の目玉焼きと野菜のみそ炒め、イワシの煮付け、
キュウリとカブのつけのも、野菜がたくさんのみそ汁。
カボチャ。豆。おこげの部分のあるごはん。
全部すっごくおいしい。

チェックアウトまで部屋で布団にごろっとして
雨の音を聞きながらうとうとする。
シアワセな時間すね。

旅館で朝ご飯食べて帰ってくると、余計なお世話で
布団をきれいに上げちゃってくれてると、がっかりする。
というか、ちょっとせかされてるようで腹が立つ。
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午後、森の道を散歩して
古いすごくいい感じのペンションがやってるカフェによってランチ。
店の外のテラス。
いろんな花の咲く庭と森が眼下に広がる。

雨は上がり曇っていて、でも明るくて涼しく、快適。
風の音と鳥の声、遠くの蝉の鳴き声しかしない。静か。

ギネスの生ビールを頼む。ウマイ。
昨夜は手打ち蕎麦屋でビールを一杯飲んだだけだった。

柔らかい葉のグリーンサラダ。ドレッシングもすごくおいしい。

バケットパンと豚もつのトマト煮。
これも野菜がふんだんで、おいしい。ゆっくり食べる。

食後のコーヒーは、たぶん水がいいのだろう、軽くて香り高い。
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一人で1時間半ぐらいそこで過ごした。

それから用事に向かい、4時半のあずさで帰京。

恐い宿の写真、撮っておけばよかった。
と、今は思うが。
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by mqusumi | 2009-08-09 18:13 | こんなことがあった
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