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『アンヴィル』

吉祥寺バウスシアターで『アンヴィル』観た。

これはマイケル・ジャクソンの『THIS IS IT』と合わせて観ることを
(絶対「アンヴィル」は後に!先に見ちゃダメ!)
お勧めする。

このふたつの映画が、奇しくも同時期に作られ公開された偶然。

しかも、両方とも音楽ドキュメンタリー映画という偶然。

「アンヴィル」とはカナダのヘビメタバンド。
しかも、アンヴィルの中心メンバーの二人は、
マイケルジャクソンと同い年の50歳という偶然。
(ついでに俺と同い年という偶然)

まあ、そういう偶然の重なった、ふたつの映画だ。

「アンヴィル」は、1982年に最初のアルバムを出したバンドで、
当時のヘビメタに大きな影響を与えた有名なバンド、だった。
同じステージに立ったBON JOVIやホワイトスネークはみんなビッグになった。

が、彼らだけは、今なお家のローンを抱えて、
給食配送センターなどで働きながらヘビメタ道を歩んでいる。
ガテン系なんかもやってる。
でもアルバムも出してる。
インディーズで。

とにかく笑う。イタイ。笑う。
こいつら。笑う。
この顔。
しわ。
ハゲ。

マイケルの整形と違う意味で、
もうどう言い訳できない、
オヤジ顔。

こいつの描いた、絵。笑う。
録音中ケンカすんなよ、子供か。笑う。
「お前が負のオーラを出してる!」って。
いくつだ。
レコーディング費用がなくて、バイト。それも失敗。
結局、実の姉が貸してくれる。
お姉さんて。
何やってんだ。
売り込み。
不採用のメール。

そんなこんなで、ものすごく久しぶりにヨーロッパツアーやって、
その様子がもう、リアルで、楽しくて、ひどくて、辛い。でも笑う。

そしてなんと、最後、あの大人気だった頃行った日本から、
ロックフェス出場の話が!

そして大喜びで来日、「デジャヴだ!」とか言って、
日本で出場時間聞いたら、一番で午前11時半から。

マイケルジャクソンと、180度、上下。
それも、もんのスゴイ、下。

高円寺2000Vに4バンドで出てる感じ。
笑ってるけど、もんのすごく、近い。
てか、俺じゃん。

で、最後、泣けた。
本気で泣けてきた。
笑い泣き。

それが人生だよな、とウレシくて泣けた。
無性にビールが飲みたくなった。
アンヴィルに乾杯。
オレたちの人生にも。

ボクの後ろの席に座ってた長髪の、たぶん30代の男、
目グシュグシュにしてふたりして完全に泣いてた。
男ふたりで男泣き。
ありえねー。

東京では吉祥寺のバウスシアターと六本木ヒルズのTOHOでやってます。
空いてます。
ヘヴィメタのCD、1枚も持ってないボクですが、
ヘヴィメタ嫌いでも大丈夫。
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by mqusumi | 2009-11-15 22:50 | 感動した
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