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ピリペンコさんの手作り潜水艦

またまた最高の映画を見た。
これがまたもドキュメンタリー。
またもガラガラだったけど、最高でした。

ピリペンコさん、ほとんどウチのオヤジ。
オジハルの、ウクライナ版。
ほかの人が「?」でも、少なくともボクと弟は何回も爆笑だ。
DVD出たら持っていたい。

61歳の貧しい農家のプリペンコさん、
20年かかって、納屋で潜水艦を自作。

20年て。

40で作りはじめて、60歳ですよ。

潜水艦。
ボロい。廃車利用なのでタイヤ付き。
ゴム、ガリガリだし。
もんのすごく、ボロい。
でも真緑色でカワイイっちゃ、かわいい。ペンキべた塗りだけど。

近所の池で試乗して、水漏るし。
潜望鏡曇るし。
暑そうだし。
アブナイ。
心配。

でもものすごく楽しそう。

500km離れた黒海の海に潜るのが夢で、
それを実現すべく、黒海に向かう。

感動させようという演出、無し。
全編、淡々、淡々と進む。
音楽もまた盛り上げ、ゼロ。ウクライナの哀愁系。
トラックの中のピリペンコさんの歌もよかった。
最後もあっけない。
あっけないけど、そこがまた、後からじんわり効いてくる。

帰り道に思い出すと、あそこもよかった、
あそこも笑う、とニヤニヤしてしまう箇所が多数。

ポスターとかがメルヘンチックなイラストで、
内容と全然イメージ違う。
こうするしかなかったんだろうな、笑う。

なんか、いろんな人がコメント寄せてるけど、
全員ボクとはちょっと感じてるところが違う。
あんまり盛り上がらないけどイイ、とか
なんだかんだ言ってピリペンコさんは愛されてる、とか、
そんなんじゃない。

普通の人のリアリティ、普通の人間関係、夫婦、ご近所、仲間、
生活の普通の情景が、普通に撮られていることが、
愛おしく、おかしく、ウレシイんだ。

テレビでも映画でも、感動だ笑いだ涙だ、盛上げ命の演出に
最近うんざりして辟易していた俺には、最高でした。
こうでなくちゃ。
こういうのもなくちゃあ。
ありがとうって感じ。
ピリペンコさんと監督に乾杯。
ほとんどクラゲしか見えなかった黒海の海にも。

http://www.espace-sarou.co.jp/pilipenko/
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by mqusumi | 2009-11-20 15:23 | 感動した
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