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「田園に死す」

下北沢ザ・スズナリで流山児☆事務所主催、寺山修司原作の「田園に死す」を観た。
脚色構成演出が天野天街さんだったので、これはもう観ようと思って、
観たわけですが、それはもう、ちゃんとよかった。

寺山の世界ではあるけど、完全に天野さんの芝居でしたね。
むしろ、今はこうやってみた方が、若い人には寺山修司の普遍的な面白さが
伝わるんじゃないかと思ったりした。

もうこういう面白さの芝居しか、自分には必要ないなと思った。
お話を追ったり、思想や主張や意味を客に伝えようなんていう芝居は、
そういうのが好きなお客さんが趣味で観ればいい。

やっぱり観に行ったからには「体験」させてくれないと、生身の自分が
出向いた意味がない。DVDでいいや、となってしまう。
「書を捨て街に出よう」という寺山の言葉はまさにそういうことだろう。

なんて書いてるのは、自分のライヴもそうしなきゃ、
中年の同窓会になっちゃうからな、という己への戒めでした。

なんて書いてるのは、すっかりTwitterになっちゃったから、
こっちに書く文章が長くなるんだろーな。

だってたった今書こうとしてるときに、高橋幸宏や坂本龍一やしりあがり寿や
原田知世が「もう寝ます」とか「早稲田大学でトイレ探し中なう」とか
「今、外に行って流星を見てきました」なんて刻々と書き込んでるのが
どんどん出てくればそっち見ちゃうよなぁ。
自分が書けばすぐに反応があるし、mixiの「足あと」なんてウザイもんがないし。
Twitter始めて、brogやmixiご無沙汰の人のなんと多いことか。
しょうがないよな、PCの世界はどんどん進む。
ただ「Twitterすごい!」と騒いでる文化人は、バカ。恥ずかしい。
Twitterもやがて滅ぶ。

まーそれはあれとして、
そのくらい芝居が刺激的で、あんなに古い不条理芝居が
演出でこれだけ今の人を飽きさせず楽しませるんだなあと感心したから。
J.A.シーザーが音楽で「えー、ちょっと古いなー」と思った自分を
「バカ!」と思った。すごくよかった。天野さんの世界に完全に取り込まれて
めくるめく郷愁感を出してた。

面白かった。締め切りを待たせてまで行って、本当によかった。
いい作品、もっとバカなマンガ、もっと「来てよかった」ライヴをしよう。
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by mqusumi | 2009-12-18 15:34 | 感動した
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