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停電。

今日は横浜美術短大の5限目の授業の最中に、
空はどんどん暗くになり、雨がしだいに強くなり、
雷の音が、みるみる近づいてきて、
ガラガラドシャーン!なんて至近距離で鳴りだすた。
授業はしばしば中断。
どんなに面白い講義でもカミナリにはかなわない。
そのうち、ついに教室の電気がパッと消えて、停電!
久しぶり。
ところが、教卓の上のノートパソコンはバッテリーだったので
これだけが点いてる。
つまり暗い教室でボクの顔だけが画面の青白い光に
ボーッと照らされたかたちになったわけだ。
すぐ気がついて顔を近づけパソコンの上辺りに持っていくと
大教室が爆笑に。
「では、ここで授業を中断して『コワイ話』しましょうか」
と言うと大喝采。
そこでボクの知り合いが体験した本当のコワイ話を2つ、した。
そしたら明かりがついたので、授業再開。
面白かった。
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by mqusumi | 2007-05-31 20:29

重版感謝。

「孤独のグルメ」(扶桑社文庫)重版決まったそうです。
ありがたいことです。18刷り。 文庫になってから累計7万8000部。
出たころより10年経った昨今のほうが売れてるという不思議な本。
でも、正直、自分の本なのに、老眼で読みづらい。
大きい本の再版を計画中。

でも「かっこいいスキヤキ」(これも扶桑社文庫)も、去年重版かかって
いるんです。こちらは描いてから25年っすよ。ありがたきしあわせ。

こうなったら、今絶版中の「中学生日記」(新潮文庫)も、
どこか別の出版社で文庫にしてもらえないでしょうか。
つーか、俺の本、絶版多過ぎ。もはや古本屋作家っつーわけかい。

とか、ぼやきつつも、かくも長き御愛読、心から感謝申し上げます。

最新刊QBB「新・中学生日記7」(青林工藝舎)は6月20日発売予定。
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by mqusumi | 2007-05-31 13:18

ゴミ箱ぐらいで、こんなにウレシイ。

ゴミ箱というか、クズカゴというか、とにかくそういうのを買った。
たぶん10年、いや、15年ぶりくらいか、買った。
一昨年、仕事場を越してから、いや、その前から欲しかったのだが、
イイのが売ってなくて、いや、積極的に探したわけではないが、
買いそびれていた。
そうして月日が流れていた。

ボクはゴミ箱は、円筒形のじゃないと嫌だ。
紙類のゴミが多く、しかも一度にドサッと捨てることが多いので、
下がすぼまってる、バケツ型のゴミ箱は倒れやすくて嫌なんだ。
「ゴミ箱が倒れる」というほど嫌なことはない。
しかも、天性のオッチョコチョイなので、部屋でゴミ箱に足を
ぶつけて倒しやすい。バケツ型は絶体ダメ。
ちゃんと上から下まで寸胴な、円柱型がいい。四角いのも嫌い。
というのは仕事場でゴミ箱は定位置では無いから。移動する。

ところが、昔は良く売ってた、円柱型のゴミ箱、無いのね。
聞いたら、完全な円筒だと、重ねられないでしょ。
だから店としてはひとつで場所とって嫌らしい。
なるほど、ちょっとでも底がすぼまっていれば、
紙コップのようにいくつも同じものが重ねられる。
商品がアイテム数勝負の時代には、円筒は合わない。

ところが、さすが外国製品にはありますね。
たまたま入った、外国の家具屋さんに、傘立てと並べて、ひとつあった。
最初傘立てだと思って「そうか、傘立てでも代用できるんじゃん!」
と思って店員に聞いたらトラッシュだと。
でも、それは現物限りで、カタログが出てきて注文販売。
やっぱりね〜。
でもそのカタログには、スゴイ種類の寸胴型トラッシュがあって、
やっぱりあるところにはあるんだなあ、と感心。

でも今考えたら、ネットで探せばいくらでも出てきたのか。

でも「ゴミ箱をネットで買う」という発想が無かった。
というか、ゴミ箱ぐらい実際この目で見て買いたい。

結局、店に置いてある商品を頼んで売ってもらった。傷があったから
1割引いてくれた。約5000円。
高いといえば高いけど、でもいい。大人だし。仕事に必需品だし。 即買う。

ていねいに包もうとしてるのを、すぐ使うから簡単でいいです、と言って、
大きな袋に入れて貰って、持って買える。
すんごくウレシイ。

小学生の時、新しい文房具買ったときみたいな晴れやかな気持ち。

あれ、これMacBook買った時にも書いたな。

まあいいや、これは合成樹脂製、黒でわずかに透き通っている。
プラスティックモノは新品がウレシイ。
下敷きとか、嬉しかったな。ピカピカで。
気がつくと曇ってるもんですね。
歯磨きのコップとか。新品がウレシイ。歯を磨くとき、胸がときめく。

それで、その今まで使ってたゴミ箱というのを、捨てようと思って、
あらためて見たら、もんのすごく、汚い。
グレーの、やはり合成樹脂製の(でも今のよりずっと柔らかい。安物)
オソロシイほど汚れている。内側も、外側の縁の近辺も真っ黒。
こんなものをいつも傍らに置いていたのか、俺。
ちょっと恥ずかしくなった。
生活用品というものは、新しい時は嬉しいけど、
すぐに「見えなくなる」。
フッと気がつくとピカピカが消えて、曇って、汚れて、黒ずんで、
クタクタになって、ヘナヘナになて、恥ずかしい状態で使われている。

実家の昔の流しの「三角コーナー」とか。
蛇口につけた、ゴムのシャワーみたいになるやつとか(懐かしい)。
掃除機も汚くなる(今の仕事場の相当汚い)。
お風呂の中に敷いたマットとか(懐かしい!)。
洗面器とか。

思えば前のゴミ箱を買ったときは、俺はまだ30代半ばだった。
でも、ゴミ箱なんて壊れようが無いから、まだ使えるわけで、
今朝まで使ってたのを、なんかポンと捨てるのに気が引けるというか、
なんとなく、かわいそうな気がして、お風呂のドアの横に
まだ置いてあるのです。
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by mqusumi | 2007-05-30 14:29

中学生日記とジェフ・ベック

そして今日は、弟が忙しくて遅れていた、「新中学生日記7」の
カバー回りのイラストが入ったので、急いでデザイン。明日締め切り。
だいたい考えてあったから、淡々とした作業。でも楽しい。
今回の表紙は井上クンだ。

夜は切り絵を5点ほど切らねばならない。
色を付けないで、データで渡すので、何とかなるだろう。
昨日は北野武を切った。前に切ったタケシは、伊東屋の個展で
フランス人の旅人が買っていった。

ジェフベックのライヴアルバム
「OFFICIAL BOOTLEG USA06」が出たので、即買い。
誰の言葉だったか忘れたけど、
「エレキギターには2種類しかない。
 ジェフ・ベックと、それ以外だ」
カッコイイ!まさに。
一切、手を加えてないライヴ音源ということだが
信じられない演奏。素晴らしすぎる。カッコ良すぎる。どうなってるんだ?
この表現力の幅と自由さはいったいどこから来るんだろう?
「哀しみの恋人達」の演奏、還暦過ぎて、まだウマクなってるんじゃないか?
ときに溜め息をつくように、時に泣き叫ぶように、歌いまくるギター。
どこまでも曲をギターで表現しようとするアドリブを越えたアドリブ。
つまらないギタリストは、間奏のアドリブになると、ただコードに沿って
自分の知ってるフレーズをやたら詰め込んだ、別世界になってしまう。
ベックはいつもテーマの発展したアドリブ。テーマを膨らませ時に意識的に壊し、
とにかく歌いまくる。攻撃的でも、絶体歌を見失っていない。
60年代の曲からつい最近の曲まで、どれも新鮮でスリリング。
でも「肝はロック!」。全然枯れてない!この爆発的なエネルギーはいったい何?
最後の「オーヴァー・ザ・レインボー」の美しさ。
今日はこのアルバムにパワーをもらいながら仕事するぜ!
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by mqusumi | 2007-05-27 22:50

手拭い展最終日

弟の手拭い展最終日。
沖縄から見に来てくれた人達までいて盛況だった。
トークもウケたし、プロジェクターもバカウケだったし、
手拭いもたくさん売れてて、一枚一枚違う手拭い製ブックカバーなんて
ボクも買ってしまいましたよ。すんごいカワイイの。

トークの時は80年代に、弟が作った販促用の手刷りポスターの
実物を実家から持ってきて見せた。
蛭子能収、根本敬、泉昌之、篠原勝之、あがた森魚、大友克洋、高野文子・・・
さらには刷師時代の草間弥生、ヨゼフ・ヴォイスまで!
しかもそその中からオークションで売ったので、盛り上がった盛り上がった。
ホンット、お宝放出の夜でした。来た人、ラッキーだと思う。 あれは安イ超お宝。

プロジェクターでは、実際手拭いをどうやって刷っているか、
写真と動画で紹介、おまけにオジハルのアート(?)作品まで
見せた。オジハルはどこでもウケるなあ。

歌にもみんなゲラゲラ笑ってくれて、CDもたくさん買ってくれて、
お兄ちゃんもハッピーな最終日でした。
手拭い展は、8月に京都で、9月に深川でもやるそう。
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by mqusumi | 2007-05-25 22:32

明日(というかもう少しで今日)弟とトーク。

弟が新宿御苑のギャラリー・andZONEで個展「てぬぐい」を
やっているんだけど、明日25日(金)は最終日。

その最終日の夜7:30〜、ボクとのトークライヴがあります(charge ¥1.000)。
タクヤが美學校時代に、青林堂の単行本用に作った、
シルクスクリーンの販促ポスターをお見せします。
蛭子さんとか根本君とか、泉昌之の単行本の宣伝用に
オリジナルで作って本屋の貼っていたもので、これは貴重。
それが手拭いと同じようなサイズで、手拭い作家の原点と言えましょう。
そう言うの見ながら、昔の話とか裏話をします。ボクも楽しみだ!
最後にボクはちょっと歌います。

てぬぐいも売ってますよ。売り切れもあるけど、明日は少し刷り増し
していくとか。何しろ弟の手刷りですから。一枚一枚。

ギャラリーの場所など詳しくは

http://www.andzone.com/
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by mqusumi | 2007-05-24 23:26

焼津の鉄工所を取材

してまいりました。
取材に行った。
大型船舶のエンジンを作っている会社。
3階建てくらいあるエンジンを組み立てている様子に圧倒される。
とろとろに溶けて光る、1400℃、40tの鉄が、
激しく火花を散らしながら、巨大な鋳型に流し込まれていく様は圧巻。
(写真はその半分ぐらいのもの)
太陽を絞った滴のようだ。
(でもこの溶けた鉄を業界では「お湯」という)
それを数日描けてゆっくり冷やし、鋳型から出して、鋳型の砂を落とすと、
長さ数mのエンジンの部品が現れる。
鋳型の品を取り除いて、表面を機械で研磨、
最終的には人が手で磨いて、ひとつひとつ誤差100分の2mmまでに仕上げる。
こうしてできたピストンが6本、シリンダー内をで猛列な速さで上下し、
それが回転運動に変えられて、スクリューを回す。
そして幅40m長さ200mとかの巨船を推進させる。
スゴイ。スゴ過ぎる。
鉄。鉄。鉄。
その圧倒的な鉄の大きさ、重量感、精密感を目の前にすると、
人間という生き物は、何ということをしでかしているのだ、
と気が遠くなるようだった。

でも、鉄には、男の子が魅了される魔力がある。
ITと正反対の世界。
バーチャルでは絶体にわからない、圧倒的現物感。実在感。
たくましく、かっこよく、しかしどこかに滅びの切なさも漂う。
黒光りした鉄も、やがて錆びて、ボロボロになる。
しかしまたそれは溶かされ、高熱のエネルギーの塊となって再生し、
何度でも蘇る。不滅の鉄。

貴重な体験だった。物凄くおもしろかった。
工場から出たらヘトヘトになっていた。
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by mqusumi | 2007-05-23 22:48

今週は本当にバタバタ

昨日は埼玉川口取材、夜吉祥寺でライヴ。
今日は武蔵小金井取材、帰ってきて仕事場でインタビュー。
明日は焼津取材、戻って神保町で美学校。
明後日は朝準備して午後打ち合わせして、横浜美術短大で講師。夜は戻ってデザイン。
金曜日はスライドなど準備して、新宿御苑前のギャラリーで弟とトーク&ミニライヴ。
土曜日はマンガ描き。たぶん日曜日も。
あっという間に一週間が終わる。
こうやって一年の54分の一が終わると思うと早すぎる。
7月31日から新宿のギャラリーで個展をすることが決まっていて、
その準備や計画を立てているが、実行に入れない。
リリー・フランキーを切ったが、失敗。切り直し!
下描きがダメだったことに気付かず、切ってしまった。
ガッカリ。これじゃデブじゃん。捨てるか。
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by mqusumi | 2007-05-23 00:09

キューポラ〜ライヴ

昼に昔の映画「キューポラのある街」の舞台になった川口に、
そのキューポラを取材に。
真っ赤に溶けた鉄は、なんて力強い美しさなんだろう。
太陽の滴のようだ。
でもそのドロドロに溶けた鉄を、鋳物業界では「湯(ゆ)」と呼んでいて面白い。

取材を終え、飛んで帰ってきて準備して、吉祥寺でBlueHipのライヴ。
京都にいったん帰るGOCCIをフィーチャーしたGOCCI Night。
サックスのフクムラサトシも参加してくれてあたたかい雰囲気だった。
最後にはお客さんからGOCCIは花をもらって、
さらに「I♥GOCCI」のシャツをもらって、すごくよかったな。

久しぶりにモダンヒップのvoであるWAKAがお客さんで見に来てくれた。
なんか厳しい目で見てそうで、緊張する。
でも思いきり楽しんで演奏できた。来てくれたお客さん、ありがとう。
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by mqusumi | 2007-05-21 23:42

YouTubeデビューしてますた。

いつのまにか。
http://www.youtube.com/watch?v=PPQp2G8KXZU
BlueHipの「神様私にピアノをください」のPVが見れます。
GOCCIが全世界に歌いかけてます。 海外の皆さん、初めまして。
明日21日、夜8時から吉祥寺のライヴハウス「Black&Blue」で
僕らのバンドのライヴがあります。charge 1,800yen+1drink
前にも書きましたがこのライヴを終えるとGOCCIは
いったん生まれ故郷の京都に引っ越すので、
しばしお別れライヴです。ゲストにサックスのフクムラくんも参加。
皆さんお友達を誘って、ぜひぜひ来てください。

また、YouTubeではもう一曲、
「引越し大正解」久住昌之&BlueHip
と、みうらじゅんとの爆笑トーク、
「みうらじゅん’s クスミコレクション」
も見れます。世界に対して恥ずかしいです,俺。
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by mqusumi | 2007-05-20 18:05