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『○独のグルメ』10年ぶりの新作。

10年ぶりに描きました。
最近また文庫本が売れているという話や、
10年前のマンガの続き、というのはプレッシャーもあったし、
こっちも10年歳取っているわけで、どうしようかとずいぶん考えた。
主人公も10年後にするか、とか。

でも結局、前の本を読んで、たった一回の特別編ということで、
前の設定のまま、特別編にした。
マンガなんて考えすぎたらロクなもんはできない。
感性を研ぎ澄まして、自分をさらけ出して、笑うのみ也。

今はたくさんの人が読んでくれているわけで、そこは期待に答え、
そういう人が少し喜んでくれそなネタをある意味サービスさせていただく。
カワイイ子をチラッと入れたりする。新年号だしネ。

今日、T口さんから上がってきた原稿のコピーを見て、
ついプッと拭きだしてしまったコマがいくつかあった。
やっぱり何も変ってなくて、そこがおもしろかった。
安心したというか。
ボク自身が一番ウレシイんだと思う。
泉昌之でも、QBBでも。

これを含めた新装版は、4〜5月に出せるかな・・・。出したいが。
それに合わせて、泉昌之とQBBの絶版本の再発にも働き掛けている。
何とか出したい。

あ、『○独のグルメ』新作特別編は、
週刊○PA!誌の1月8日発売号に載る予定。
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by mqusumi | 2007-12-23 16:00 | 感動した

みうらじゅんの「サブカルジェッター」収録

TBSラジオ「サブカルジェッター」収録。
来週29日夜7時〜8時25分オンエア予定。

みうらじゅん版徹子の部屋ということで、約1時間半、
ボクの子供の頃からの話をした。
でも(当然)話に脱線が多くて、大学ぐらいまで話して終わったので、
来年また出ることになりそう。
「自由の筈」「落ち武者」かけて、
奇しくも昨日発売のDVDブック「中学生日記」の宣伝をする。

収録前に「儀式」として「キヨーレオピン」一錠、飲まされる。
これを飲むとみんなちょっと、アッパーになって
しゃべりすぎる傾向があるそうだ。

「染みつきソング」のコーナーでかけた曲は、恥ずかしい。
中学の時、ふと染みついた洋楽シングル。う〜。お楽しみに。

帰りにTBS社屋を出たら、小雨が降っていて、
雨の匂いがアスファルトの上に立ちこめていた。
街路樹の落ち葉が、パターンのように舗道に張り付き、
空気もしっとりと濡れていて、
なんとも気持ち良かった。
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by mqusumi | 2007-12-22 15:50 | こんなことがあった

深夜の録音

昨日の深夜0時から、吉祥寺のスタジオで自分のアルバムの録音。

久しぶりにメンバーが全員揃う(コーラス・サックスは除く)。

2曲録音したが、かなりいいテイクが録れたように思う。
今回はドラム、ウッドベース、キーボード、パーカッションを録音。
ボクは仮歌と仮ギター。
今回は半分スタジオでアナログ録音、半分仕事場でデジタル録音。
アナログ16チャンネルで、今どきは少ないのだが、そこはそこ、
がんばって工夫すると、音はすごくイイ。
デジタルだと、いくらでも入れられて、あとで直せるので、
演奏に、根性と工夫が足りなくなる。
これはデジカメ、ビデオと一緒だな。

『中魔神』は相当面白い音楽世界が出てきた。
ライヴではこうはできないという、荘厳なおかしさだ。
特に無数のパーカッション群がすごい。中魔神の世界観現出。
ボクの伊福部趣味も所々に編み込んである。
コーラスは「小美人」をイメージしている。サックスも楽しみだ。

『We Love You,OK〜サトイモが多過ぎる』も、
「みんなでクルクルパーになろうぜ!」
という合言葉で実にハッピーなリズムトラックが録れたと思う。
シングル候補の気持ちで録音してる曲す。

さすがに終わったら疲れた。あさ6時15分。
前夜の吉祥寺は忘年会のピークだったようで、
明け方の路上にはいくつものゲロが、生乾きで散乱していた。やだなー。
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by mqusumi | 2007-12-21 15:39 | こんなことがあった

飲んだ翌日の、きしめん。

忘年会でちょっと飲み過ぎた翌日のお昼は、
きしめんが、胃にやさしい。
今日の第一食は、きしめんを食べた。
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「お待たせしました」
と出てきたとき、まだ麺の上でかつお節がひらひら踊ってる。
その香りが湯気の中で、食欲をそそる。
小皿のきざみネギを入れて、七味を振る。
きしめんって、つゆの色にしろ、かつお節にしろ、油揚げにしろ
かまぼこにしろ、全体に薄茶色っぽい色合いばかりで
元気いっぱい食欲満々の時は地味でもの足りない見かけなのだが、
それが、飲んだ翌日みたいな時は、見るからに、やさしい。
わずかにほうれん草が少し緑色で、それも目にやさしい。
で、へろへろへろっと、たぐる。
おいしい。
少し薄味のつゆをずずっとすする。
あー、うまい。
少しして、胃にしみる。
そのしみかたが、
「ああ、胃が少し荒れてるな。きしめんにしてよかったな、よかったな」
としみじみ思わせる。
うどんじゃなくて、そばでもなくて、
きしめんがおいしい。

実は三鷹にきしめんがおいしいそば屋があったのだが、
去年久々に行ったら、きしめんはメニューから無くなっていた。
店のオバチャンに
「あんまり出ないんで、やめてしまったんですよ、すいません」
と言われた。
ああ、そうか。きしめんて、そうなんだぁ、と残念に思った。
ところが、最近、三鷹の駅から遠い場所に、きしめんのおいしいそば屋、
発見。
すごい嬉しいのだ。戸が自動扉でガタピシいうような、
いわゆる町のそば屋だけど、ちゃんとおいしい。
ここにくれば、きしめんがいつでも食べられる、と思うと心強い。

身の回りに風邪をひいてる人がすごく多い。
風邪の時も、きしめん、いいんじゃないでしょうかね。
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by mqusumi | 2007-12-21 15:35 | こんなものを食べた

きつねそばの後で

昼に食べたのだが、そのそばを待ってる間に読もうと思って、
仕事場に届いてた雑誌を2冊持って店に行った。

そんで何となく読んでるうちにそばが来て、
雑誌をテーブルの向こう側において、食べた。
汁まで全部飲んで、それで立ってコート着て帽子かぶって
レジに行ってお金払って、
帰ろうと引き戸に手をかけたら、店員が

「お客様」

と呼び止める。若いきれいな女性のバイトの店員です。

「はい?」
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「あの、お客様の持っているの、ウチのメニューでは」

見ると俺は雑誌2冊とともに、そのお店のメニューを
しっかり胸に抱えて店を出ようとしていた。
民芸調の、表紙と裏表紙が分厚い、年季が入ったやつ。

ハ〜ズカスィ〜。
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by mqusumi | 2007-12-20 16:35 | 恥ずかしい話

杉作映画、撮影終了。

いやー、黒のだぼシャツ着させられまして、
サングラスも無し。スッピンのヤクザの、
大西ゆかりの狂信的ファン、という役でした。
最後は殺されます(血は出ない)。
アイドルポリスに足で踏みつけられます。
なんか、みんなに聞いてた杉作映画の現場と違い、
ちゃんと台本もあって、1シーン、1シーン、丁寧に
撮っていました。
何はともあれ時間内に終わってよかった。
吾妻ひでおさんの昔のマンガを映画化したものなので、
実写だけど、かなりコミカルな映画のようです。
写真撮ってもらったけど、照明でとんじゃってますね。
でもそれが良かったかな(実物コワイよ)。
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腹減った。野菜炒めライスを食べて、仕事しよーっと。
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by mqusumi | 2007-12-19 12:31 | 恥ずかしい話

みうらじゅん、杉作J太郎、鴨南蛮食べたい。

毎週土曜日の夜7時から8時25分まで、TBSラジオでやってる
「サブカルジェッター」という番組に、ゲスト出演します。
今週収録で、来週の土曜日、12月29日にオンエアされる予定。
この番組は、みうらくんが友達を呼んで話す、
みうら版「徹子の部屋」なんだとか。
きっと昔のバカ話をさせられると思います。ボクも楽しみだ。

それと、今週はもうひとつ、杉作J太郎の、男の墓場プロの作ってる
映画の収録があります。
脚本も何にも見ていませんが、
なんでもボクの役は「誘拐犯」だそうです。
「エヘヘ、クスミサンには、コワイ人になってもらいます」
と電話で言われた。
ボクはスキンヘッドに近いこともあり、ちょっと垂れ目のサングラスを
かけただけで、ものすごく凶悪な感じになるのだ。
朝早いのがやだけど(朝8時からキャバクラで撮影らしい)、
これもちょっと楽しみ。

まだ夕飯という時間でもないのに、お腹が空いてきてしまった。
朝昼一緒の飯がトーストサンドとコーヒーだったからだ。

今食べたいのは、鴨南蛮そば。
(写真は検索で出てきたもの。店はどこか知らない)
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実は先日、最高のを食べてきた。
浅草は、並木薮の鴨南蛮。
鴨はもちろん本物で、デッカイのが入ってて、つくねも入ってる。
ラーメンではもはやチャーシュウメンを食べることが無くなったが、
鴨南蛮は、1年に一度か二度は無性に食べたくなる。

並木薮といえば、手打ち蕎麦家の中でももっとも辛いタレで有名。
一番江戸前蕎麦らしいと言われるが、それはどうでもよい。
とにかく辛いつゆの、あったかい鴨南蛮をすすり、
鴨肉を味わいながら飲む日本酒、最高。
この店、酒は菊正宗の樽酒しかない。
ほどよく燗がつけられたヤツを、白いシンプルな一合徳利から
お猪口にちょろりッと注いで、ついっと飲む。
お腹の中がぽーっとあったまる。
蕎麦をちょいとたぐる。
また酒をちびりと。
鴨の肉は、鶏より少し噛みごたえがあり、
少しだけ癖があるがそれがまた酒にはたまらない。

最高。

こないだ行ったときは、7時過ぎに入って、
その前にビールと板わさもやっちゃったから、
まだ鴨南が残ってるのに、お酒が無くなって、
「もう一本」
と言ったら
「あー、もう火を落としちゃった」
と店のおばちゃんに言われた。
ボクは、え!ッという顔をしたのだろう、すぐに、
「冷やでもイイ?」
と聞かれた。
ありがたい!

出てきた、一合とっくりに入ってきた冷や酒を飲みながら
残りの蕎麦を堪能。
汁も肴になる。
ここはネギに焼け目入れない店だが、それもまたよし。
鴨の脂のせいで、いつまでも熱いのがまたよい。

鴨南蛮は、酒を飲めないときは食べたくない。

ああ、小雪がちらほらするような午後、
どこかでとのんびり鴨南酒、やりたいな。
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by mqusumi | 2007-12-18 17:53 | こんなものを食べた

林静一展!!!!

エイッと思い立って、八王子に行った。
八王子夢美術館に「林静一展」を見に行くためだ。

行ってよかった。
原画はスバラシイ。
美しい。
カワイイ。
華やか。
静謐。
センスいい〜。
わー、「小梅ちゃん」シリーズが、紙芝居になってる!
カワイイ!小梅ちゃんと真さんの、初恋の物語。
もう、陳腐な言葉しか出てこない。
やっぱり原画はいい。
肉筆だよな。
昨今のCGなんて・・・。

と思ってるところに、林さん本人から爆弾。

今年「ビッグゴールド」に連載されていたという
新作CGマンガ「夢枕」の展示。
驚いた。
何という美しさ。
参った。
「昨今のCGなんて」と思った自分のダメさに目まいしそうになる。
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買いましたよ、当然、単行本。
達人す、達人す。
サインペンで描いた絵を取り込んで、パソコンで彩色しているンだろうが
CGなのに洒脱という言葉を感じた。
全体に遊び心もあるし、自由さもある。

うーん、そーかぁ、と参ってるところに、
さらに、追い打ちのパンチ。

今年できたという
DVD「赤色エレジー」!!!!
もともとアニメーターだった、林さんのセンスが、技術、
スキルが、凝縮されたような作品。
2R、1分51秒、クスミ選手KO負け。
レフェリー、カウント数えず、手を振りました。

ボクは高校生の時、初めて「赤色エレジー」の単行本を買った。
もちろん、中学の時、あがた森魚の「赤色エレジー」を聴き、
そのもとになったマンガということで読んだのだが。
すごく好きになったけど、自分とは世代が違うというか、
描かれた時代からすでに、ずれてきていたので、
等身大には受け取れなかった。
絵も。カッコイイ、と思って憧れたけど。

でも、このDVD(「画ニメ」というちょっとダサイネーミングの
付いたシリーズ)では、一気にそういう「時代感」が取り払われて、
ものすごく洗練されたアニメになっている。
(音楽、もちろん、あがた森魚。そして、鈴木慶一。)
いや、画ニメというように、基本の原画は動画ではなく、
イラストを、CGでクローズアップしたりトリミングしたりするのだが、
これがものすごく、林さんの絵に合ってる。
雨とか、光とか、特殊効果も美しい。落ちついてる。
あの時、有り体ないい方で「暗い」と感じた要素が
ものの見事に、美しい黒ベタ、に置き換えられてる。
キレイで、ポップで、新しい。
楽しい。

ああ、まだまだ、方法はある。
というか、どんな画材、どんな技法、どんな技術ができても
最後はセンス。
理屈は、いつだってセンスの背中を遥か先に見てるのだ。
理屈はノロイ。
「昨今のCGなんて」
バカじゃねーの、俺。
つーか、
「まだまだ方法はある」
すでにダメ、何また理屈言ってんだよ。
「最後はセンス」
何様だよ、バカじゃねーの?
俺、己の首を絞めて、玉川上水に蹴り落としたい。

当然これも購入。

八王子まで来たんだから何か食べて帰ろうと思ったが、
やめたよ今日は。
足早に、荒井呉服店の前通り過ぎて(ユーミンの実家だよ)、
B4より大きいハードカバーの『夢枕』(小学館)と
DVD『赤色エレジー』を持って、駅に向かった。

中央線に乗ってる時、久しぶりに思い出した。

中学生の時、小遣いを貯めてやっと買ったLPレコードを、
小脇に抱えて帰るときの、一刻も早く聞きたくてたまらない、
とうとう宝物を手に入れたような、
強く持っては傷付く繊細な置物を運んでいるような、
かけがえのない時間を抱えているような、
ジリジリした、あの感じ、気持ちを。
手のひらににじむ汗を。
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by mqusumi | 2007-12-15 19:54 | こんなことがあった

もやしそば

寒くてお腹空いて、タンメンでも食べようと
近所のラーメン屋に入って、タンメン、と言いかけて
となりの人が食べてる、もやしラーメンが目に入り、そっちにする。

大正解。
あったまった〜。
モヤシラーメンは、なぜかラーメン屋で「モヤシそば」と
なってたりする。同じラーメンなのに。語呂かな。
チャーシューメンみたいに「モヤシメン」じゃ、変だもんな。

そんで、モヤシそばには、基本的に、とろみがあるのと、ないのがある。
どっちもそれぞれ美味しくて、好きなんだけど、
初めて入った店で、想像してたのと逆のモヤシそばが出てくると、
すっごくがっかりする。
寒いとき、とろみのちょっと付いたモヤシラーメンは
あったまって、すっごく美味しい。
(でもとろみがつき過ぎ、他の野菜も入り過ぎなのは、
俺の考える「ラーメン」じゃなくなってしまうようで、好きじゃない)
軽いとろみは、コクがある感じがして、なかなか冷めなくて、
モヤシの食感もよくて、冬は特に美味しい。
ちょっと酢をかけても、また美味しいんだな。
(最初からかけない。途中で。変化、軽い変化)
でも、それを期待してて、とろみが無い方が出てくると、
「え…」と肩すかしを食らったようで、もの足りなくなる。

三鷹の「江ぐち」は、とろみの無いモヤシそば。でもそれがいい。
スープに合ってるというか、別の美味しさがある。
あそこにとろみが付いていたら、
「余計なことして。味が根本的に変わっちゃうじゃん」
と思うかもしれない。

今、Googleの画像検索で「もやしそば」を見たら
実にいろんなタイプが出てきて、
「あ、これ好き」
「これ好みじゃない」
「これもうまそう!」
「うわー、こんなどろどろ嫌だ」
と勝手に評論してしまって面白かった。

どっちか思い出せないのが、渋谷の「喜楽」のもやしそば。
あそこなら、とろみ、あってもなくてもよい。
で、どっちだっけ?
つーか、そんなメニュー、あの店にあったか?
久しぶりに、喜楽のラーメンが食べたくなってきた。
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by mqusumi | 2007-12-14 23:55 | こんなものを食べた

「泣き虫ハァちゃん」新潮社

河合隼雄さんの遺作童話。
絵がたくさんあるので、読みやすそうだと思って買って、
すぐ読んでしまった。
河合さん自身の幼稚園から小3年の時の実話をもとにしたお話。
すごくよかった。
男の子のくせに、ものすごく泣き虫なハァちゃん。

ある日、大好きな「どんぐりころころ」を歌っていて
大変なことに気付く。
2番の歌詞だ。

どんぐりころころ よろこんで
しばらくいっしょに あそんだが
やっぱりおやまが こいしいと
ないては どじょうをこまらせた

ハァちゃんは急に心配になってきた。

「どんぐりころころは、家に帰れたんやろか」

どじょうは困ってるし、その前でえーんえーんと泣いてる
ドングリさんの姿が目に浮かんでしまった。
もう気になってたまらないハァちゃん、姉やに聞きに行く。
すると姉や、

「お池にはまった、ドングリでっか?
そら、帰れまへんな」

そっけなく言われ、ハァちゃんは、からだがジーンとしてくる。
なにやら目の辺りに異変を感じる。
急いで走って誰もいない2階の子供部屋に行き、部屋の隅に座ると、
涙が、あとからあとから、あふれてくる。

「かわいそうに」

涙が止まらないハァちゃんに気付いた大きいお兄ちゃんは、
スバラシイ説明をして、ハァちゃんを元気づけた。

「あの山の下に、ハァちゃんがどんぐり拾いに行く、
大きなどんぐりの木があるやろ?
あれももとは、どんぐりの実やったんや。
そこから芽が出て、葉っぱが出て、大きなどんぐりの木になったんや。
せやから、どんぐりころころは、家に帰らんでもええんや」
「家に帰らんでも、ええの?」
「そや、そや。家に帰らんでも、そこでがんばって木になれば、ええんや」
ハァちゃんの目から涙はもう止まっていた。


河合隼雄さんの著作には、(あんまり読んでないけど)
今まで何度も救われる思いをしてきた。
そういう気持ちを、あとがきの、谷川俊太郎の詩、
「来てくれる」
が、研ぎ澄ましたやさしい言葉で表してくれてる。

私が本当に疲れて
生きることに疲れ切って
空からも木からも人からも
目を逸らすとき
あなたが来てくれる
いつもと同じ何食わぬ顔で
駄洒落をポケットにかくして
(以下略)

ひとり途方にくれるとき
あなたが来てくれる
泣けるぜ。
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by mqusumi | 2007-12-14 16:23 | 感想