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典型的なそば屋のラーメン。

知り合いの日記に、三鷹のそば屋のラーメンの写真が出てきて、
「あ、そうだ、この店があった、10年以上食べていないぞ」
と思って、今日食べた。
南口駅前郵便局の近くの「多加はし」はものすごく古い店なんだけど、
新装されて面白くも何ともない外観と内装。
そのせいか、すっかりその存在を忘れていた。
だけど、中身は最近どんどん東京から姿を消していく「町のそば屋」の典型的な店。

そしてここのラーメンが、
鰹節の香りがプーンとする、まさにボクがイメージする「そば屋の中華そば」。
麺が縮れてなくて、まっすぐでちょっと固めなんだけど、それもまたよい。
見た目を裏切らない、なんでもない、おいしいラーメン。
典型的なそば屋のラーメン。_a0099059_1549212.jpg

(写真はnopogoroさんから拝借。これは大盛りらしい。ボクは普通盛り)
うまかった〜。
たまに来ることになりそう。

午後1時ぐらいなんだけど、
4人がけのテーブルで酒を飲んでるじいさんがいて、
あとから来たオッサンが、
「おう、ここ、いい?」
と言って向かいに座った。無言でうなずくじいさん。

店員の女性が来て
「いらっしゃいませ、ご一緒ですか?」
というと、オッサン、
「一緒じゃねえけど、ここ座ったっていいじゃないか。酒」
と言っていた。
「菊正宗?」
「あーいいよそれで」
「燗して?」
「ああ」
「熱燗?ぬる燗?」
「どっちでもいいよ」
「ハイ」

どちらの客も常連ぽい。

じいさんの話が聞こえてきた。
「一升」
おっさん「毎日?」
「365日」
「飲むね」
「風邪引いたって酒で治しちゃうんだ」

すげー。もりそばを頼んで、たぐりながら飲んでた。
塩をもらって、なめたり。
「塩はくれるって言うんだから。もらっといたらいい」
「もらえるものは」
「そーそう」
by mqusumi | 2011-03-08 15:49 | こんなものを食べた
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