こないだ、晴れた暑い日の真っ昼間、
キリンシティで、ひとりで生ビール飲んだ。 原稿を渡して、CD屋と本屋に行って、イイの買って、 何となく気持ちに余裕ができて、入っちゃった。 結構混んでて、カウンターには一人客が何人もいた。 若い女のひとり客も、この店はよくいる。 そういう雰囲気なんだな。 従業員も若いし、明るくてあまり酔っ払いの感じもしないし。 で、ブラウンマイスターを注文して、 買ってきた本を開く。 なんか、ウレシイのね、こういう時。 ここはビール注ぐのに時間がかかるから、こちらもそう構える。 たばこ吸いだったら、まず一服なんだろうな。 で、ビールが、コップに細かい滴をつけて、出てくる。 昼間、ひとりで飲むビールは、香りがいい。 そして泡を唇に感じながら一口、ぐっと。 うまい。 旨い、と書きたくなる、きめの細かいおいしさ。 ビールの味を感じる、ブラウンマイスター。 ほどよい冷たさが実に飲みやすい。 ビールも、温度ですね。それと適度な炭酸抜き。 おいしい。 アテは、フルーツトマト。 味が濃くておいしい。 サッパリしたドレッシングと、粒コショウがかかっている。 これを一切れ、サックリと食べて、ビールをゴクリと飲む。 喉が潤う。 潤いながら、もっと潤いたくなる。 そこが水と大きく違う。 ぐっと飲む。 ウマイ。 今度はカタカナで書きたくなるおいしさ。 外を見る。 まだ明るい。 というより、まぶしい。 人々がどこか目的に向かって歩いている。 荷物を持って、歩いている。 いちゃいちゃ、べたべた、歩いている。 立ち止まってケータイをかけている。そして歩き出す。 この暑さで、背広を着て、急ぎ足のサラリーマン。 買い物袋の重そうな主婦。 ボクは座って、通りに面した2階の、 大きなガラス窓から、そういう初夏の雑踏を見おろしている。 まだまだ、酒を飲む時間ではない。 アスファルトの道路が青く照り返して、いかにも暑そうだ。 その光景がまたビールをおいしくする。 ぐーっと飲む。 最初より喉が開いているような気がする。 ビールが、喉の奥へと、素直に流れ落ちていく。 喉から、お腹までおいしいような気がする。 ほんの少し、酔ってきたのがわかる。 でもまだまだ日は高い。 それがうれしい。 トマトもおいしい。 まだ少し、グラスにビールは残っているが、 ボクはお替わりのビールを注文する。 今度はキリンラガー。 これはこれでまた、すごくおいしい。 なにか小さな料理を頼もうかどうしようか、 ボクはさっきから迷っている。 そういうものに、わたしはなりたい。
by mqusumi
| 2007-06-18 01:23
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