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父の数読

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父(オジハル)の楽しみの一つは、新聞の日曜版の「数読」を解くことである。

最初は紙に直接鉛筆で書き込んでいたが、
正月に行ったら、こんなものができていた(オジハルによって作られていた)。

画面左は、数読の問題の切り抜きである。数ヶ月分まとめて
留めてある(何回もやるらしい)。

中央の自分で作った升目に、わかっている数字をまず置き、
右に並べられた数字のコマを置いていく。
(右のマスには、1〜9までの数字がきちんと列ごとに並べてあり、
使った数字がすぐわかるようになっている)
コマは裏表色が違い、問題でわかっている数字とわけているようだ。
全部ボール紙製。
数字のコマもハサミで切っているので正円ではなく凸凹円。
軽い。クシャミしたら(オジハルのクシャミは異常にデカイ)飛びそう。
数字はマジックで書いてある。

それにしても、紙の周囲をオレンジ色のボール紙で囲い、
ホッチキスで留めて、セロテープを2重3重に貼るなど、
醜いフィニッシュは相変わらず。(写真だとカラフルに見えるだけ)
これは決してファッションではなく、単に数字のコマが
盤から落ちないための堤防の役目。色も、たまたまそういう色の
紙が余ってただけ。

驚くのは右の、まだ置いてないコマをおいておく盤。
だってこれ、A4の茶封筒の裏だぜ。もっと他に無かったか?

さらに、別の場所に、この盤の新作の作りかけが発見されている。
それは細いタコ糸が、升目の線にセロテープで貼ってあった。
数字のコマ一個一個がずれないように、というための工夫か。
さらにゴミにようにボロい、汚らしい印象。
とにかくオジハルの工夫に、「見た目」の配慮、ゼロ。

オジハルはこれをやりはじめると、2時間でも3時間でも
この前に座りっぱなし。
見た目、老猿のようだが、老いた猿でもそんなにジッとしていない。

しかし、こんな遠回りな面倒くさいやり方で、
しかも同じ数読を何度も、やってる人いるだろうか?

このような写真を携帯で間近で撮っても、
大きなシャッター音にも全然動じない。気付いていない。
動物園の、ワニのようだ。
by mqusumi | 2008-01-04 15:33 | 変なもの見っけ
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